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OKRの活用で、働く人のイキイキを実現を目指す/株式会社Be&Do様

世界の人をイキイキすることをミッションに、マネジメントツールHabi*doの開発販売を行う株式会社Be&Do。

今回は人と組織のイキイキづくりプロデューサーとして、企業の組織人材の活性化を支援している同社代表の石見様に同社でのOKR導入についてお話をお伺いしました。

プロフィール

株式会社Be&Do 代表取締役 石見 一女様
武庫川女子大学卒業。1985年に25歳でセールスプロモーションのスタッフ派遣で起業。組織・人材活性化コンサルティング会社の共同設立等を経て、2011年に株式会社Be&Doを設立。一般社団法人「人と組織の活性化研究会」代表理事。

人をイキイキさせる会社Be&Do

奥田

奥田

私はアドバイザーの立場でBe&doには携わらせていますが、今日は改めてお話をお伺いさせてください。石見さんは、お若い頃から起業をされていらっしゃるのですよね。現在のBe&Doに至るまでのご経験等、簡単にお伺いできますか?

石見様

石見様

はい。25歳で起業しました。当時、強い想いがあって起業したわけではなく、何となく始めたイベントスタッフの派遣事業というところから私のキャリアがスタートしました。何のキャリアも経験もない学生が、仕事を通して自信をつけるとすごくパワフルになる。このパワーには意味があるのではないか?と感じたことが原体験です。

そういった経験を活かして組織活性化のコンサル会社を共同経営で始め、そこで得た知見等を今のBe&Doの事業に繋げています。

奥田

奥田

Be&Doがどんな会社なのか、詳しくお聞かせいただけますか?

石見様

石見様

はい。Be&Doには「世界の人をイキイキさせよう」というミッションがあります。
1人1人が「楽しい」「やりがいがある」と感じると、その人自身がハッピーですよね。それが生産性の向上にも繋がり、結果的に組織としてもハッピーになります。実際にはそれが活かしきれておらず、実現を試みたものの、コンサルティングモデルだけでは、なかなか定着しないことを私自身の経験を通して実感しました。

そこで私たちは人をイキイキとさせ、人の力で業績を伸ばす仕組みが必要だと考え、マネジメントツール「Habi*do」を開発し、ご提供を行っています。

奥田

奥田

「Be&Do」というお名前、特徴的ですよね。どんな由来があるのですか?

石見様

石見様

Beは「存在」、Doは「行動」ということです。
「Be=あなたがあなたでいること」そして「Do=何をするか」が大事で、この両方が揃ってこそ、人はイキイキするものだと思います。

しかしながら、仕事の場においてはDoばかりです。
「やりましたか?」
「できましたか?」
「やらないんですか?」
「まだですか?」
確かにそれで物事は進むのかもしれませんが、イキイキはしません。まず「あなたがあなたである」と存在を認めてあげてからこそのDoだと思います。そこでBeとDoをバランスよく実現したいという想いを込めて付けた社名です。

奥田

奥田

想いのこもった素敵なお名前ですね。
イキイキと働く上で注目しているポイントはありますか?

石見様

石見様

そうですね。私は心理的資本?に着目しています。
心理的資本というのはポジティビティ、前向きな気持ち、やり遂げる意欲ということです。心理学ではマイナスを0にする考え方なのに対し、心理的資本では今マイナスではない人が、よりイキイキとして、秀でたパフォーマンスを発揮するために何が大事なのかということが視点になっています。

奥田

奥田

心理的資本はこれから注目ですね。

石見様

石見様

はい、私の考えるイキイキには、人の力で業績を伸ばすというテーマがあります。イキイキすることとパフォーマンスが一致しなければなりませんが、その評価軸や測る尺度がありませんでした。そこで組織や個人の心理的資本の状態が計測できる診断を当社開発のマネジメントツールHabi*doに作りました。心理的資本が高まると、業績が最大25%上がるというエビデンスもあり、それを以って組織や個人の状態を知り成長の支援が可視化できるようになりました。

イキイキするためのマネージメントツール「Habi*do」

奥田

奥田

現在、販売開発をされているHabi*doとはどんなツールなのですか?

石見様

石見様

ひとことで言えば、人の力で業績を高めるマネジメントを実現する仕組みです。

奥田

奥田

どんな経緯で、Habi*doに辿り着いたのですか?

石見様

石見様

私がコンサルタント時代に好業績チームの調査を行い、好業績チームには3つの共通項があることがわかりました。
1、目標が明確になっていること。
2、プロセスが共有化されていること。
3、その職場に信頼関係があること。
この3つがあれば、イキイキと働くことができパフォーマンスも上がっていきます。
当時は現場に入り込み、この3つを高めるワークショップ等をやっていたのですが、結局、元の木阿弥でコンサルタントが抜けると元に戻ってしまうことを目の当たりにしました。こうしたところに一抹のむなしさを感じていた頃、日本でも一般の人がiphoneを使い始めていました。そんな時代の変化を感じる中で、こういうデバイスがあれば目標の明確化やプロセスの共有等の仕組みはできるのではないか?という発想が生まれ、現在のHabi*doに辿り着きました。

好業績チームの要因「目標を明確にする」ために取り入れたOKR

奥田

奥田

そうした経験を経てHabi*doの開発を行う御社で、OKRを導入することになったのはどんな経緯があったのでしょうか?

石見様

石見様

OKRを導入する目的というのは各社それぞれあると思いますが、私たちはベンチャーなので、ある程度安定的な収益が見える会社とは全く異なり計画が立てられないんです。昨対と言ってもほとんど昨年が当てにならないですし、これからの予実を見てもほとんど希望に近いような計画でしかありません。でも、好業績チームにとって目標が明確であることがいかに重要かは熟知しているので、何等かの目標を立てなければと思ったのですが…実際考えてみると、それがすごく難しいのです。例えば、売上を何%伸ばすという目標を掲げた場合、どういう商品で増えるか?ということ等から、目標は立てやすいと思います。

私たちにはそういうものがないので何等かのビジョンや、やりたいこと、やれることを想起し、モチベーションを上げて何かを目標を立てなければいけません。何かいい方法はないかな?と思った時にOKRと出会い、導入してみることになりました。

奥田

奥田

ベンチャーならではのスピード感が目標設定、管理にも必要ですよ。いざOKR導入を決断してからは、どのように進められたのですか?

石見様

石見様

まずは、奥田さんの本をテキストとして参考にしていましたが、OとKRを立てることの難しさを実感しました。

特に最初の頃ははムーンショットに対する考え方が、超マチマチで…Oは「ワクワクする」ということを軸にしようと思っていたのですが、現実から遠すぎると難しい…。もっと難しかったのはKRです。特に勝ち筋がない中で、それを探していくのがベンチャーのやっていることなので、「これをやったらこうなります」というロジックがありません。まだまだ模索中ではありますが、OとKRを立てて、進捗確認、振り返りという流れはだいぶできてきました。

Habi*doをフル活用してOKR運用

奥田

奥田

御社ではOKRの運用にHabi*doを活用されていますよね。実際にどのように活用しているか、教えてください

石見様

石見様

まずHabi*doでは目標共有が可能です。
立てた目標をみんなに宣言できるプラットフォームがHabi*doです。ここで上げた目標はいつでも誰でもみることができるので、誰が何に向かって頑張っているのかが可視化されます。

またOKRの進捗は3か月を目途にはしていますが、もう少し細かく毎月の達成の振り返りとしてHabi*doを使って達成申告を行っています。月末にHabi*doで「KRとしてここまで達成できた」と申告し、みんなに共有されます。

奥田

奥田

Habi*doでは日々のタスクやOKRの振り返り等も共有できますよね?

石見様

石見様

はい。OとKRのもう一つ下の階層としてデイリーなことや習慣のタスクを登録して、日々積み重ねと振り返りを繰り返しています。その中での気づき等をミーティングモードというコミュニケーションスペースで共有します。Winセッションやチェックイン等も予めHabi*doで共有しておき、それに基づいてミーティングを行うのでプロセスを全部可視化することができます。

奥田

奥田

Habi*doを活用しながらチェックインやWinセッションを行っている様子を実際に拝見しましたが、とてもポジティブな環境を作られていますね。

石見様

石見様

はい。そうですね。
当初は、Winセッションも1週間の業務の振り返りをしっかり入れていましたが、奥田さんにもご指導いただいたことをきっかけにWinセッションの前にブラッシュアップミーティングをするようになりました。セールスチームだと1週間の業務の課題や改善の話題が主になりますが、Winセッションではプライベートな話も含めて、楽しい話題を共有しています。これをすることで「1週間お疲れ様でした。また来週も頑張りましょうね!」という気持ちになります。

奥田

奥田

日程の都合などで参加できない人も前向きになるような取り組みをされていますが、詳しく教えていただけますか?

石見様

石見様

Habi*do内には不参加の人の情報も共有されているので、読み上げて一緒にいるような形で行っています。

Habi*Do×OKRで、ミッションの実現を目指す

奥田

奥田

Habi*doの活用で、より良い形でOKRも運用できていますね。
OKRを実際に導入された効果としては、いかがですか?

石見様

石見様

月1回1on1の時に、OKRの見直しをやっていますが、従来型の評価に紐づくMBOの場合、目標を立てたものの、実際に目標を意識するのは評価の1ヵ月程前だと思います。そうではなくて、常にHabi*doの中で目標や進捗を共有し、見直しを行っていくので、「今、何をやっているのか」「どこにむかっているのか」ということが、自ら気づきやすいことがすごく大きな効果だと思います。

奥田

奥田

私はOKRは目標管理ツールでもあり、コミュニケーションツールでもあると考えています。Habi*doは、目標や振り返りを共有し、コミュニケーションを活性化できるので、OKRの運用にも効果的ですね。

マネジメント層にオススメしたいHabi*do

奥田

奥田

Be&Doとしては、今後どんなところを目指されていますか?

石見様

石見様

そうですね。私たちはベンチャーで、会社やサービスについての認知がまだまだ足りていません。「イキイキとした世の中に貢献する」という私たちのミッションを実現するために、サービスをどう広めていくか、関わり方をどう増やしていくか、OKRを通じた目標を持って進めていきたいと考えています。

奥田

奥田

それでは、Habi*doは、どんな方に使っていただきたいとお考えですか?

石見様

石見様

拠点が複数にあったり、テレワークを実施している企業様等では、なかなか一体感を持てない、活動が見えにくいという部分があるかと思います。こうした中で、いかに前向きな気持ちで目標に対して、組織が一つになれるかといったことを試行されている企業様や役割の方におすすめしたいです。

奥田

奥田

コロナ禍でテレワークも増えているので、今後広がっていきそうですね。
組織の中ではどういった層の方をイメージしていますか?

石見様

石見様

どの層というのは特にないですが、一番お役に立てるのはマネージャー層ではないかと思います。テレワークでは、部下の行動や気持ちを察知し、今後どのようにパフォーマンスを上げていけるよう指導を行えばいいのかが見えづらいのが現状です。そういった方々の助けになればと思います。また、将来の人材育成等を考えていらっしゃる経営幹部の方にも、ご活用いただけたらと思っています。

奥田

奥田

マネジメントに課題を抱えている方は多いと思います。ぜひHabi*doを活用して、イキイキとした人と組織が増えるようにしていきたいですね。

あとがき

Habi*doを開発し活用しながらOKRを運用しているBe&Do様。Habi*doはOKRの運用にとても相性が良いツールです。機能をうまく使っていくことでOKRの効果も高まっていくのではないかと思っています。

株式会社Be&Do 会社概要

株式会社Be&Do
代表取締役:石見一女
資本金:4,800万円
従業員数:13名
ホームページ:https://be-do.jp/

※心理的資本?は開本浩矢氏および株式会社Be&Doの登録商標です。

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