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OKRの導入でマネジメント力があがった/株式会社日本ユニスト様

株式会社日本ユニストは、2011年設立された総合不動産デベロッパー。
「付加価値の高い不動産を提供し、社会に貢献する」という経営理念の元、幅広い事業展開をされています。

同社では様々な組織マネジメントの仕組み等を試し、OKR導入に辿り着きました。同社ならではのユニークな取り組み等も取り入れ積極的に活用されている中で、今回のOKR導入を推進していただいた経営管理本部 本部長の山口様にお話をお伺いしました。(聴き手:当社代表取締役 奥田和広)

プロフィール

株式会社日本ユニスト 経営管理本部 本部長 山口 和泰

情報系大学院修了後、システム開発会社に入社。同社では、国立研究開発法人で8年間エンジニアとして常駐開発した後、研究開発チームのマネージャー、本社開発部門の部長を歴任。2011年に同社執行役員に就任後は、大学との産学連携による新技術の研究開発とそのサービス化に従事。同年、産学連携フォーラムを立ち上げ、研究成果の実用化を推進。2019年11月、株式会社日本ユニスト入社、情報戦略室 室長に就任。2020年5月より経営管理本部 本部長を兼務。

自社に合う仕組みを求め、様々な試行錯誤を繰り返したOKR導入前

奥田

奥田

はじめに御社の事業内容をお聞かせください。

山口様

山口様

はい。「付加価値の高い不動産を提供し、社会に貢献する」という経営理念の元、「未だかつてない新しい価値を世界に提供するためにリスクを取り挑戦し続ける」を当社マインドとして、総合不動産デベロッパー事業を行っています。

世の中のトレンドや周辺マーケットから土地や物件の潜在的なニーズを見極め、最大限のポテンシャルを引き出す不動産企画開発事業、市場の変化から将来価値の高い地域を選定し、地域の特色を生かしたホテルの開発・運営する事業、高齢化が進む熊野古道エリアの宿泊施設の運営問題に注目し、まち宿を開発・運営する事業などを手掛けています。

奥田

奥田

総合不動産デベロッパー事業を手掛けている御社の組織はどのような構造ですか?

山口様

山口様

日本ユニストの組織構成は、営業部門である不動産事業本部と、管理部門である経営管理本部の2部門体制です。

奥田

奥田

では、OKR導入以前の組織はどのような状況でしたか?

山口様

山口様

不動産事業本部はインセンティブ評価がありました。これは、営業成績に応じて賞与が支払われるという評価制度ですが、経営管理本部にはそういった明確な評価はありませんでした。
また評価体制も明確化されたものではなく暗黙的に各事業部トップが評価者、それ以外は被評価者の体制になっていました。
こうした人事制度の中で、これからは経営管理本部も会社の業績に対してコミットメントするにあたり目標管理をキチンとしていく必要があるということで、様々な組織マネジメントの仕組み等を導入してみました。ただ、それぞれ概念としては使えるもののフレームワークとして定着するには至りませんでした。

奥田

奥田

たしかに導入前から様々な取り組みをされていましたね。フレームワークとして御社で定着しなかった原因はどのようにお考えですか?

山口様

山口様

結果の評価は明確なのですが、プロセス管理が不十分であるとか、経営層が中心になって取り組むフレームワーク等…従業員レベルまで課題を落とし込むことが難しく、定着、活用するまでには至りませんでした。

リモートワークでより効果を発揮した陽口ワーク

奥田

奥田

そのような状況でOKRに興味を持ちお声かけいただいたんですよね。

山口様

山口様

はい、当社では今期のテーマに「組織の強化」がありました。コロナなど急な環境変化でも目標が行動と連動して管理され、組織やマネジメントを同時に強化できそうなツールを探していました。そこで、以前から私が知っていた目標管理ツールOKRをトライアルしてみようと思ったのが、導入のきっかけです。

奥田

奥田

OKR導入のご相談の段階で、まずは陽口ワークをご提案して、実際に取り組んでいただきました。その時「陽口ワークの効果をすごく実感した」という声をいただきましたが、それまではどんな状況でしたか?

山口様

山口様

コロナの影響もありリモートワークを本格化する中、雑談を交えてコミュニケーションをとるために毎週ランチミーティングを始めました。コミュニケーションの機会が増えるのは良かったのですが、ランチを食べて雑談をするだけではなかなか盛り上がらなかったんです。

奥田

奥田

そうなんですね。たしかに雑談の機会としてランチミーティングの導入は増えていますね。実際、雑談ではなく「陽口ワーク」にすることで盛り上がったんですか?

山口様

山口様

はい。そうですね!
基本的に褒めるのが苦手な人が多いと思うのですが、そこをあえて強制的に褒める時間を作るということがまず新鮮でした。ポジティブなワードを聞くことでその人自身の表情もガラッと変わっていくんですよね。それを月曜日のランチミーティングの場でやっていたのですが「1週間が気持ちよくスタートできました」とか「こういう風にみられていたんだ」といったポジティブなフィードバックが上がってきて、すごく良くて手応えを感じました。

奥田

奥田

ちょうどコロナ禍でリモートワークになったことで、陽口ワークの効果がより感じられたのですが、いかがですか?

山口様

山口様

そうですね。
そういう機会がないと、なかなかお互い何をしているのか見ようとはしなくて…でも、陽口ワークをしようと思ったら、相手のことを理解していないと褒められないんですよ。
常日頃、チャットを使って業務を行っていますが、例えば営業部チャンネルで発言されている内容は、管理部の人にとっては自分の業務には関係ないので見ません…それが、陽口ワークをやることによって、営業部ではどんなことをしているのか、どんな発言をしているのかなど、お互いを知るという行動の変化が生まれたのがすごく良かったです。

いよいよOKR導入!なじみのなかったWinセッションも楽しみながらトライ

奥田

奥田

いよいよOKR導入となったわけですが、導入はどのように進めましたか?

山口様

山口様

導入前は、逆に何もしませんでした。
余計なことは一切せず全社OKR導入ミーティングで初めて現場にインストールしたという感じです。私自身はOKRのことを知っていましたが、ほかの社員には予備知識等はない状態でした。

奥田

奥田

全社OKR導入ミーティングを実施させてもらいましたが、時節柄なかなか人が集まれない中、久々に全員が集まる機会となりましたね。

山口様

山口様

当初4時間ぶっ通しでというところを、集中力の限界もあるので2時間2回に分けていただいて良かったです。座学だけではなく、グループワークも適宜取り入れてもらい、自分事として仕組みを伝えることができたことが、全体での導入ミーティングを行った価値かなと思います。

奥田

奥田

メンバー全員がチームOKRを考え、対話することがOKRの最初のステップですね。久々に顔を合わせる仲間と、自分事として話し合える機会になったのは良かったと思います。

山口様

山口様

あとOKR導入前に一番なじみがなかったのがWinセッションでした。
ここで陽口ワークがWinセッションを抵抗なく取り入れるための位置づけとなり、うまくクリアできたように思います。

奥田

奥田

Winセッションもいつも盛り上がっていますね。Zoomでみなさん、髭、口紅、カワイイ髪飾りなどの加工を付けてやってみる等、とても楽しそうです!実際にやってみていかがですか?

山口様

山口様

Winセッションは自分をすごく意識するようになりました。
自分の承認欲求みたいな部分がくすぐられるんですよね。自分がやったことに対して「どれだけコメントが付くだろう」「どれだけスタンプを押されるだろう」といったことを、少しどこかで気にしているんです。特にルーティンワークが中心の人は、そういった日々の自分のことを意識しなくなってしまいます。そんな中で週に一度、Winセッションで自分の成果を発表するわけです。私は、あれは自慢大会だと思っています。自慢大会なので思いっきりお祭りみたいにおふざけで良いだろうと思っているので、ああいった形で開催しています。だから「週末すごくいい形で終われている」とみんなからもコメントをもらっています。

奥田

奥田

本当に明るい表情で週末を迎えていて、こちらも見ていてうれしい気持ちになりますね。

OKRは「緩いフレームワーク」だからこそやりやすい

奥田

奥田

陽口ワークで組織がポジティブになりつつある中で、一気に全社に向けたOKRの教育をさせていただきました。
実際に導入してみて、どんな効果がありましたか?

山口様

山口様

これまでも目標管理はしていましたが、どうしても半年・1年という単位での目標設定になるので、時間が経つにつれ目標に対する取り組みがおざなりになったりしてしまいます。あと、期中で経営方針が変わることもあります。特にコロナ禍においては毎月方針が変わるということもありました。
そういった時でも非常にフレキシブルな運用ができたのはOKRが「緩いフレームワーク」だからだと思います。
緩いフレームワークの良い点は、自己裁量も発揮できるというところにあると思います。ルール通りにやらないとダメというわけではなく、ある程度優先順位やタスクを自分で決めることができます。弊社は局面ごとに自己判断を求められることが多いんですが、そこに縛りが全く生まれないのは非常にやりやすいです。

奥田

奥田

自己裁量、自律のためには縛りすぎない緩さは大切ですよね。リモートワークだとどうしても難しいと感じる方も多いと思いますが、いかがですか。

山口様

山口様

たしかにリモートワークになって対面での雑談の機会等も少なくなったため、タスクの把握が難しいと感じていました。しかしOKRを導入したことで、全社員が今、何をしているのかが可視化されました。全社OKRから個人OKRまでが連動しているという面も良かったと思います。

OKRでマネジメント力が上がった

奥田

奥田

組織を動かすうえでは、マネジメントが大切ですが、そういった点でOKRはどんな効果がありましたか?

山口様

山口様

マネジメントに長けている人材の多さや、組織として優秀かどうかというと、まだまだ発展途上です。OKRを導入したことで、マネジメント力が上がったという手ごたえを非常に感じています。OKRによって組織と個人の目標が明確になり、それを全員で共有したことで、組織と個人がきちんとマネジメントを行わなければいけないという意識になったのは、この3か月位で大きく変化した点だと思います。

週の半ばに指示をバンバンだすことはあまりなくなりました。週の頭のチェックインで全員共有しながら話したことをそれぞれがキチンしましょうという形で運用ができていて、マネジメント力が底上げできました。

奥田

奥田

月曜日にチェックイン、金曜日にWinセッションをやるというリズムができて習慣化しているのが大きいですね。悪い時だけ呼び出されたりするなど場当たり的ではなく、リズムを持ってやっていくというのはマネジメントスキルの向上にも役立ちますね。

動画を活用した独自の情報共有スタイル

奥田

奥田

リモートワークでは繋がりが希薄になりやすいですが、OKRで繋がりを意識してもらえたのではないかと思います。御社ではチェックインやWinセッションの様子を動画にとって共有されていることに、工夫を感じました。どういう狙いで動画を共有していますか?

山口様

山口様

文字だけでは伝わらない情報をお互い共有することと、チェックインなどのファシリテーションやマネジメント方法をお互いに見て学ぶという狙いがありました。
他にも例えば営業スタッフが営業に行った時に、管理部門の取り組みを分かっていると話の幅が広がったりもします。そういう情報共有のツールとして動画を活用しています。

奥田

奥田

つい先日、チェックインでメンバーの方が「〇〇の状況を詳しく聞かせてください」と声を上げると、社長がすぐに動画で説明されていましたね。すごくスピーディで理にかなっていると思って拝見させていただきました。ああいう動きがあるのがとても良いですね。

山口様

山口様

そうですね。直接言えないけどちょっとした疑問を動画で残しておくと、それをキャッチした社長が動画でフォローをするというような文化になりつつあります。
半年位前から、「動画で経営をする」というコンセプトで社長がどんどん動画を活用するようになったんです。日々のマーケット情報の取り方や過去に取扱った物件の目利きをどうしていたかなど、そういう文化が今OKRで発揮されているのかなと思います。

今後、社内ポータルサイト内で動画も見れるようなものを開設したいと考えています。
社員の働き方や何気ない気付きなど全員が動画を活用して、情報共有しています。社内の組織育成や教育、管理に積極的に動画を活用している会社って、かなり珍しいのではないかと思っています。

OKRを活用し前向きに取り組めるチームへ

奥田

奥田

今後、OKR活用をしていく中で、どんなことをしていきたいですか?

山口様

山口様

OKRを導入し続けていった時に期待しているチームの在り方としては、OKRの要でもある「常に高い目標を持ち、それに対して高い達成意欲が作られていく」といった、全員が前向きに取り組めるようなチーム育成がしたいと思っています。その可能性を強く感じているので、このままOKRを使い続けるんだろうなと思っています。

奥田

奥田

ホテルも6月にオープンされるんですよね?

山口様

山口様

はい。6月に通天閣に「Willows Hotel大阪新今宮」というホテルをオープンするんです。
今、その開業準備でてんやわんやなのですが、ホテルでもOKRを入れてみようかなと思っています。

奥田

奥田

今後、さらに採用活動も強化されるんですよね。
新しいスタッフが入社された際にもフラットに、チームがさらに成長へと繋がるようにOKRを活用していただきたいと思っています。どんな方に入社していただきたいとお考えですか?

山口様

山口様

新しいことに取り組むのに抵抗がない人を求めています。
弊社では「リスクを取ることを恐れるな」など6つのコアバリューがあります。入社後1ヵ月の教育期間があり研修などを行いますが、最初の1週間で弊社の紹介動画を見て頂きます。社長が会社の設立背景や経営方針を、規定について管理部門のスタッフが、各部門の紹介を各部門長が、それぞれ紹介します。その中にはOKRの話もあります。まさに最近に営業部門に入社したスタッフがいるのですが、「こんなフレームワークを導入している不動産会社は知りません…」と少しビビりながら入って、今は少しずつ慣れてきてタスクの設定等を工夫しながら自分が行動しやすいように常に変化を続けています。私たちは「コーチャブル」と言っているのですが、新しいことをどんどん吸収し自分のものにして、さらに進化をさせながら成長に繋げていけるような人材にぜひ来ていただきたいと思っています。

奥田

奥田

挑戦する人材をどんどん採用してOKRも活用しながら早くマッチしていただき、皆さんで一緒にやっていく感じですね!まだまだ募集されているのですか?

山口様

山口様

はい!募集しています!
ぜひこちらからご応募ください!

あとがき

様々な試行錯誤を経てOKRに辿り着いた日本ユニスト様。導入をお手伝いさせていただく中で、動画の活用をはじめ楽しみながら取り組まれている様子を拝見し私もたくさんの発見がありました。今回、改めて一緒に振り返りをさせていただき、大変有意義な時間となりました。

 

株式会社日本ユニスト 会社概要

株式会社日本ユニスト(英文表記:Nihon Unist Inc.)
代表取締役:今村 亙忠
資本金:5,000万円
従業員数:従業員数:13名(男性11名、女性2名) ※2021年3月1日現在

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