OKRの導入で高まるチーム効力感とは?

OKRとは「Objectives and Key Results」の略で、OKRとは「目的(Objectives)と重要な結果指標(Key Results)」の略称であり、目標設定、目標管理の手法です。Googleが創業間もないころから使い続けていることで有名ですが、facebook、Oracle、Twitter、Airbnbなどの米国企業、メルカリ、サンサンなどの日本企業など、多くの企業の成長をOKRは支えています。

OKRの導入により多くの企業が成長している理由の一つがチーム効力感が高まっていることにあります。

そこで、チーム効力感とは何か?なぜOKRで高まるのか?について解説します。

自己効力感とは?

チーム効力感の説明に入る前に、自己効力感について説明しましょう。

自己効力感とは、モチベーションの概念の一つで、課題や目標に対して自分は達成できる、成功できると思う自信感、有能感のことです。過去の実績、成功に対して抱く通常の自信とは異なり、これから起こる未来に対する成功への自信感が自己効力感になります。

高い自己効力感はまだ実施していないことに対して抱くものなので、「思い込み」とも言えるのですが、実際はプラスに働くことが多いです。自己効力感が高い人の方が低い人よりも、同じ条件下での目標の達成率が高いといった検証結果もあります。また、自己効力感の高い人の方が、高い目標を設定する傾向にあります。

チーム効力感とは?

では、チーム効力感とはどのようなものなのでしょうか?

チームに属するメンバーのそれぞれの自己効力感が相互に作用し、チームレベルでこれから立ち向かう課題や目標に対して達成できる、成功できるという自信感のことでです。

チーム効力感が高まると、目的達成や課題解決のための行動を組織として実行できるようになります。さらに自信感から失敗を恐れず高い目標にコミットして取り組む傾向が強まり、使命感も高まります。このようなチーム効力感の高い組織は、メンバーの個人能力の単純合計を超えた力を発揮できるようになり、結果として高い業績を残す可能性が高まります。

チーム効力感はいかにして高まるのか?

チーム効力感を高めるための要素は4つあります。

成功体験

チーム効力感を高める一番の高い効果があることが、自分たちのチームが実際に体験した成功体験であると言われています。小さな積み重ねでも良いので、成功を積み重ねていくことで、自分たちはできるのだ、という自信が生まれ、未来に対する自己効力感が生まれます。

そのために、早い段階で成功を生み出すことが必要であると同時に、第三者(上司)が適切にフィードバックを行い「できた!」と承認することで、成功体験を実感させることも大切です。

改革の初期に小さくても良いので成功事例を作ることが大切と言われることにも通じます。

 

代理体験

成功体験を常に自分たちが積めればよいのですが、すべてのことに対して行うことは難しいです。しかしながら、自分たちに近い存在である他のチームの成功体験を観察し、認知することで、自分たちもできる!というチーム効力感につながります。

競合他社の事例を参考することも代理体験ではありますが、自社内の他のチームが努力し成功した体験を理解することで、自分たちにより近い存在が成功したことが刺激となり、チーム効力感が高まります。

 

励まし、激励

他者、とくに上司から「君たちならできる!」などの言葉で明確に励ましを受けることで、チーム効力感が高まります。

ただし、上司との信頼関係がなければプラスの効果はありません。また、気をつけなければならないことはむ根拠に励ましだけを連発しても効果は高まりません。これまでのチームの行動、実績に対する適切なフィードバックを行う中で、励ましを行うべきでしょう。

 

健康状態

悪い健康状態の中では、チーム効力感は高まりません。健康状態が悪い状態のチームは、良い状態のチームに比べ、チーム効力感が悪化していきます。健康状態が悪いと明らかに仕事の実行力が落ち、その状況を自覚するので、負の影響を直接受けやすいです。

高いチーム効力感のため必死に働き、結果燃えつきてしまい、心身ともに不健康な状況に陥ってしまうと、結果としてチーム効力感も落ちてしまいます。

残業を減らす、意図的に休息を入れるなどチームの健康状態にリーダーは気を配る必要があります。

OKRがチーム効力感をは高める理由

OKRは挑戦的な「O:目的」に対して、マイルストーンとしてKRを設定します。そして、その進捗管理を週で行い、四半期ごとに設定する、つまり高い頻度で成功、失敗を認知できる仕組みです。そのため、小さな成功に速く気づくことを可能にします。

また、全社のOKRは原則、全員に常に公開されていますので、他チームの成功状況を素早く反応することで、代理体験がしやすい状況を生み出します。

また、1on1ミーテイングを上司部下間で高頻度で実行することを推奨しているため、上下間の信頼関係を築く適切なフィードバックが行われ、同時に部下の健康状態にも気を配ることができます。

このように、チーム効力感が高まるシクミとしてもOKRは有効です。

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