OKRで陥りがちな5つの誤り

OKRは適切に導入され正しく運用されることで、組織を速く強く成長させることが可能です。しかしながら、OKRの効果を最大限に発揮できない企業があるのも事実です。そうならないために、多くの企業が陥りやすい誤りについて解説していきます。

①適切なフィードバックが行われない

OKRで起こる失敗の中で、最も大きなものです。適切なフィードバックがなければ、OKRは目標管理として役に立たないと言えます。OKRによって設定された目標を定期的に管理し、そしてこの管理が上司と部下の間で適切にフィードバックが行われることが、OKRを成功させるために絶対に必要です。適切なフィードバックを行う上では、1on1ミーティングを毎週(少なくとも2週間に一度)行うこと、そして上司からの一方的なフィードバックではなく、アクティブリスニングを用いて双方向で行われる必要があります。

②重要なものに集中できていない

「方向を間違えたり、やりすぎたりしないようにするには、まず本当は重要でもなんでもない1000のことにノーと言う必要がある。」とスティーブ・ジョブスが言っているように、OKRも重要なものに集中しなければなりません。また、OKRに設定していない日常業務に巻き込まれて本当に必要な重要なことに集中できないことも多々あります。この問題の解決策は実はかなりシンプルです。 Oは1つ、KRは3つまでとOKRの設定数に制限を課すこと、そして週次でKRに結びつくタスクの管理を行うことです。

③組織内のOKRに一貫性がない

組織には共通の目的があり、組織のメンバーはその目的を協力して達成することを目指すのが正しい姿です。しかしながら、組織が大きくなるにつれ、さまざま役割が増えると、組織全体の目的とのつながりが失われてしまうことがあります。そのため、従業員の意識、労力が目的達成に向けて集中されないことが起こります。これを避けるため、全社、部門、従業員のOKRに一貫性を持たせることが必要となります。まずは全社のOKRを設定し、トップとボトムの双方向でOKRを設定するプロセスを取ることで、OKRに一貫性を持たせることができます。

④4倍速のスピード感についていけない

いうまでもなく、1年間は12か月ですがあり、決算など組織にまつわる多くの行事は1年単位で起こります。しかしながら、世の中の変化は1年を単位として起こるものではありません。1年単位で考えることから卒業しなければ変化のスピードについていけなくなります。そのためOKRでは3か月を一単位とし、3か月内にある約12~13ある週を一単位としてスピード感を高めて、世の中の変化に対応します。多くの日本企業が予算編成作業に3か月程度の時間を要していますが、この期間は世の中が止まるわけではありません。3か月単位の目標設定、1週間単位のフィードバックにより、世の中の変化に対応できる組織に変化します。

⑤目標設定が低すぎる、もしくは高すぎる

目標を設定することで、組織も人も達成に向けて集中することができます。しかしながら、目標設定の仕方次第で集中できなくなることがあります。まず、目標が低すぎて容易にクリアできる目標では、成長は必要なく惰性で仕事をすることになり、市場からの要求の高まりに追いつけなくなります。また、目標が高すぎる場合は、そもそも目標に向かう意思が損なわれてしまいます。そして目標達成できない状態に対して、自分の責任ではなく目標そのものに責任を負わせようとしてしまいます。ですので、OKRにおいては達成は容易ではないが不可能ではないと思われるレベルが非常に大切です。

 

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