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【イベントレポート】オーセンティックリーダーシップ研修体験セミナー

2020年11月12日(木)に当社代表取締役の奥田和広が株式会社Be&Do主催「オーセンティックリーダーシップ研修体験セミナー」に登壇いたしました。

変化の激しい先の見えない現代、今最も注目を集めているのが、高い倫理観と自らの信念で組織やメンバーをリードする「オーセンティック・リーダーシップ」。オーセンティック・リーダーシップを正しく理解し自らの軸を明らかにしながら、自分と部下の心理的資本®を高めるマネジメント手法を学べる研修の体験セミナーとなります。

※心理的資本®は、開本浩矢氏および株式会社Be&Doの登録商標です。

当日のプログラム

当日は実際に行う研修を凝縮した内容で実施いたしました。

・これからの時代の潮流とオーセンティック・リーダーシップとは?
・オーセンティック・リーダーシップの5つの特性
・自らの軸を明らかにする内省ワーク(簡易版)
・個人の力を最大化する心理的資本®とは?
・部下の心理的資本を高めるマネジメントを身につける

これからの時代の潮流とオーセンティック・リーダーシップとは?

まずオーセンティック・リーダーシップについて、時代背景も交えた解説からスタートです。

一度は成功おさめた経営者が、株主、市場からくる利益へのプレッシャーに負け、エンロン事件をはじめとする不正、不祥事が後を絶ちません。優秀とされたリーダーが起こした事件から、改めて「リーダーの資質」を問い直す動きが出てきました。

また、正解のある時代は、入念に立案した計画を正しく実行する上司下達・指示命令によるオペレーション重視の組織が求められました。
一方「正解のない時代」と呼ばれる現在、素早く実行して、失敗からも学習する自律的な組織が求められます。誰もが正解が分からない時代の組織では、上位者が正解を握っていた時代のような権威によるリーダーシップは通用しなくなっています。

こういった背景の中、道徳観、倫理観に基づいた自分らしいリーダーシップが注目を集めています。米国でメドトロニック社を成長に導いた元CEOのビル・ジョージ氏が提唱者の一人たと言われるオーセンティック・リーダーシップです。

“authentic”は、「本物の、真正の」と訳さ、オーセンティック・リーダーシップは「本来の自分らしさをもったリーダーシップ」を意味します。弱さも含めた自分固有で、自らの目的、情熱、価値観に基づくリーダーシップです。

オーセンティック・リーダーシップの5つの特性

さらにオーセンティック・リーダーシップの解説を続けましょう。

オーセンティック・リーダーシップは自分固有のリーダーシップとは言え、欠かせない特性があります。

リーダーにとって「目的」「価値観」「真心」「人間関係」の重要さは言うまでもありませんが、行動が伴っていなければ意味をなしません。リーダーは「自己統制」した上で一貫した行動を取ること、習慣になっていることが求められます。

ビル・ジョージ氏はこれらの特性を人生経験の中で高め続けることが大切だと言っています。「自分の弱さを見せてよい」とされていますが、「弱くて良い」ではなく日々開発し続けていきましょう。

また、自分固有、本来の自分のままと言えども、会社経営が成り立たなくては意味がありません。継続的な成長を遂げる経営を行うために、オーセンティック・リーダーシップはミッション経営とセットでなければいけません。

 

自らの軸を明らかにする内省ワーク(簡易版)

「お客様のことを考えよう」「誠実でウソをつかない」「常に挑戦しよう」などを大切にしていないリーダーはいないのではないでしょうか?

ただ、エンロン事件などの不祥事からも分かるように、本当にこれらを大切にし続けることは難しいことでもあります。

試練の場でこそ、本当の自分を認識できるとも言えるでしょう。試練を乗り越え、一皮むけた経験が活躍するリーダーには必ずあります。そういった経験を深く内省することで、自己認識、自己統制を高まり、オーセンティック・リーダーシップが開発されます。

そこで、研修で行うワークの簡易版として一皮むけた経験の内省と共有をグループで実施いただきました。

実際の研修ではより深く内省し、さらにこれからのリーダーシップにどう活かすか?までを学んでいただきます。また、リーダー研修の参加者同士で経験を共有し対話することで、学びが深まるだけでなく、トランザクティブメモリー(誰が何を知っているかを認識すること)も高まり組織学習にもつながります。

個人の力を最大化する心理的資本®とは?

「組織は人なり」と言われることもあり、組織おける人材をどのように考えるかについて長年研究が進んできました。現在では、人的資本、社会関係資本につづき心理的資本®が着目されています。

心理的資本®とは人ひとりが持つポジティブな心のエネルギーで、積極的な反応や自律的な目標達成を促すエンジンを指します。

研究によらずとも人の熱意、前向きさなどポジティブな心のエネルギーが重要であることはこれまでも誰もが感じていたかと思います。ただ、個人の性格や心理状態はなかなか計測や教育、開発が難しいと思われてきましたが、研究が進み心理的資本®は計測も開発も可能であり、業績にも大きく影響することが分かっています。

そして、リーダーに対する心理的資本®の開発はオーセンティック・リーダーシップの向上に繋がります。その結果、メンバーの心理的資本®、オーセンティック・リーダーシップが向上します。

心理的資本®の構成要素は「HOPE」「EFFICACY」「RESILIENCE」「OPTIMISM」となります。これらそれぞれの要素が研修・ワークを通じて開発されることが実証されています。今回の体験セミナーでは、開発のポイントを紹介いたしましたが、実際の研修ではグループワークを実践いただきます。

部下の心理的資本を高めるマネジメントを身につける

心理的資本®、そしてオーセンティック・リーダーシップは研修やワークで開発することができますが、日々のマネジメントで実践することが、開発への一番の近道です。

日々のマネジメントはオーセンティック・リーダーシップをベースにミッションにむけてベクトルを合わせながら実践します。自発的な目標設定から、プロセス共有しながら振り返り、フィードバックを繰り返す中で部下の心理的資本®を高めるポイント、NGポイントを学びます。

そしてマネジメントサイクルをリーダーのスキル、意識に依存しすぎないように、仕組み化、習慣化することが重要です。

まとめ

これからのリーダーは、価値観、道徳観の揺らがない本来の自分らしさをベースとしたオーセンティック・リーダーシップを身につけることが求められます。

自分を正しく認識し、統制する深い内省をもとに、一緒にミッションに向かう部下との人間関係を築くマネジメントをすることで、持続的成長を目指しましょう。

※本研修は株式会社Be&Doと共同で提供しております。お問い合わせはコチラまで。

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