私の著書である『本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR』ではアクティブ・ブック・ダイアローグ®（以下、ABD読書会）に向けて、本文ゲラ（原稿の刷りだし）を無償提供しています。ご希望があれば著者である私の参加も可能です。（詳しくはコチラ）
今回はグロービス経営大学院卒業生が有志で集まって行っているABD読書会に著者として参加してきました。しかも、今回はオンライン形式での実施と、私にとっては初めての経験でした。
そこで、オンラインABD読書会について参加して気づいたポイントを中心にご紹介してきます。
※通常のABD読書会については前回記事をご参照ください。
今回参加してきたオンラインABD読書会について
今回参加してきたオンラインABD読書会は、私も通っていたグロービス経営大学院の卒業生の有志を中心に行われている「ABD志場読書会」です。校舎が全国各地にあるので、卒業生の皆さんも各地で活躍されているため、facebookとオンライン会議（ZOOM）を使って実施されていました。今回が38回目とすでにかなり多くの回数を実施されています。
今回は以下のような手順で行われていました。
①ABD読書会の告知＆応募
事前にfacebookグループにテーマ本を告知します。さらにグループ内にイベントを作成して参加者を募集します。
クローズドなグループでのコミュニティ運営には、facebookは便利ですよね。
②事前準備
参加者はイベント当日までにテーマ本を手元に準備しておく必要があります。
通常のABD読書会では当日に現場で担当部分のみを割り振ることが可能ですが、オンラインのため、自分の手元に本がなければ実施できません。オンラインABD読書会ならではの特徴ですね。
③集合＆開始
開始時間にオンライン会議（ZOOM）前に本もって集合します。今回は土曜日の早朝に集合しました。仕事、プライベートに支障が少ない時間帯なので、少し眠いですが集まりやすいための工夫だと思います。
こちらの会はすでに何回も実施していますので、主催者の開会のあいさつの後、ルール説明などは簡単に済ませ私の挨拶で始まります。
ここまでに、各自の担当部分を主催者がイベントページにアップしています。集合時間（今回は50分後）を決めて、一旦ZOOMを離れて、各自担当部分を読み、コ・サマライズを行います。
④コ・サマライズ
ABD読書会では、担当部分を読んだあと、数枚の紙にその内容を要約します（コ・サマライズ）。
しかしながら今回のオンラインABD読書会では、facebookのイベントページに各自が要約を言語化してアップしていきます。
要約方法の違いは個人的には面白かったです。通常のABD読書会では、紙にまとめる際にイラスト、図、文字の色を変えるなど様々な工夫の面白さがあります。
一方、オンラインでfacebookイベントにアップする場合、表現方法は文字になります（一部、写真を載せる方もいますが）。そういった意味では表現の差に面白みはないかもしれません。
一方、文字化されているため表現の巧拙による理解の差は少ないと思われます。またイベントページ上に残るので、今後の振り返りもしやすいと感じました。
⑤リレープレゼン＆ダイアローグ
通常のABD読書会ではコサマライズを担当者がプレゼンします。全員が終了したのちに、気になる部分などを対話するダイアローグに移ります。
しかし、今回はオンラインならでは、このリレープレゼンとダイアローグが同時進行していきます。
具体的には、担当者はZOOM上でプレゼンを実施します。その話を聞きながら、聞いている人は思ったことをコ・サマライズのコメント欄に投稿していきます。
下図のように、どんどんコメントがついていきます。気づきや疑問をコメントし、それに反応していくことでダイアローグが活発化しているように感じました。
ABD読書会では、ダイアローグは重要な要素でするが、facebookのコメント機能を生かすことで、活発化するだけでなく言語化、記録化されることも素晴らしいと感じました。
また、今回は著者の私が参加していましたので、その場での質問やコ・サマライズの補足もできました。
⑤終了
リレープレゼンが終われば、各自が感想を述べて、最後に私の感想でした。
その後、オンライン上で記念撮影会を行って終了。土曜日の早朝から読書会を終えて、みなさん素敵な笑顔ですね。
さらに、こんな素敵なデザインを作っていただきました！
今回、ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
オンラインABD読書会に参加してみて
ABD読書会に初めて参加したとき、楽しさ、気づき、学びが同じ場で本を読み対話することに起因していると感じました。
そして、今回参加してみて、オンライン上であってもZOOMとfacebookを活用して、同じような効果を生むことができるのだとしみじみ感じました。
前回参加したとき同様に自分の本を読み、対話してくださる方々を実感できて、とても嬉しく思いました。しかも今回は終わってからも、コ・サマライズや投稿コメントを見ることができましたので、嬉しさを何度も味わえました。
ABD読書会にご興味ある方は、ぜひ一度参加してみてください。きっと新しい気づきがあるはずです。
ABD読書会に向けてゲラを無償で配布しています。またご希望あれば、著者である私が参加できます。詳しくはコチラをご覧ください。
