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部下や経営者には分からない?!中間管理職の悩みと解決方法

2020.03.18

コラム

サラリーマンなら管理職への昇進は一大イベントです。しかし、憧れの地位になれたとしても、待っていたのは重労働と重圧とストレス。こんな経験をしている中間管理職の人は少なくないでしょう。一方的な数字を叩きつける経営者と、言うことを聞かない部下の板挟みになっている中間管理職の悩みや解決方法をここで解説していきます。

中間管理職の悩み

管理職になれたと喜んでいたのも束の間、すぐに仕事量の増加とその重圧に心身を費やしてしまいます。多くの中間管理職がどのような悩みを抱えているのかを見ていきましょう。

部下に対しての悩み

・部下に自分を飛ばされ1つ上の上司に報告される

部下にとって上司へのホウレンソウは必須ですが、中には自分を通りこしてその上にいきなり報告する部下もいます。後で上司に呼び出されて「この件はどうなっているの?」と言われても、報告が上がっていない以上、答えようがありません。

・仕事ができない部下が多い

中間管理職になる前は部下と同じフィールドで働いて結果を出してきたはずです。どうしても自分がいた頃と比較してしまい、仕事の段取りや結果に満足がいかず、部下に対して仕事ができないと不満を持つケースがあります。

・必要なときだけ部下が頼ってくる

普段はあまり積極的に相談してこない部下が、何かあったときだけ必要以上に頼ってくることもあります。このような部下は「上司なのに…」「上司なんだから…」と一方的に上司を都合のいい存在に感じています。

・前任者と比較される

上司が変わると職場の雰囲気も変化するものです。とはいえ、上司が変わることは部下にとっては一大事。すぐに前任者との比較に入ってしまいます。職場を良くしようとしても、「前はこうだった」「○○課長のほうがやりやすかった」という言葉が耳に入ってくるのは精神的につらいものがあります。

・部下をクビにできない

ドラマなどでは「君はクビだ」と、いとも簡単に解雇宣告をできますが、実際にはコンプライアンスの遵守もあってできません。言い訳ばかりする部下をクビどころか、配置異動もすぐにはできないのも実情です。何より、部下が成長しないのは上司の教育が悪いと経営者から思われてしまいます。

経営者に対しての悩み

・絶対に無理と分かっているノルマを押し付けられる

普段から部下に対しての悩みを抱えているのに、経営陣からは数字の管理を徹底するように言われるものです。売上やコスト面は特に厳しくなります。

中には絶対にこの納期では間に合わないノルマを強いられることもあるでしょう。「仕事が遅い」、「代わりはいくらでもいる」というプレッシャーを与えられて心身に苦痛を感じるケースがあります。

・自分も通ってきたと逃げ道を作らせない

起業家を除けば、経営者も管理職からのし上がってきています。自身が通った道なので、中間管理職の仕事を自分ならこうする、今まではこうやってきたという逃げ道を作らせない経営者もいます。

・現場に行けというが行く時間がない

職場がオフィスの一角で構成されている場合と違い、工場や物流、サービス業などの部下が基本的にオフィス外にいる場合、経営者からは「現場に行け」と軽く指令が飛びます。ただでさえ書類や会議が多く、複数の店舗や部署の管理業務を任されている場合、とても現場に足を運ぶ余裕はありません。

・無茶な配置異動で部下よりも初心者

管理職ともなれば突然の部署異動も普通に起きます。特に嫌なのが、自身が全く経験していない部署への異動です。営業しかしていないのに、いきなり技術職への管理職となると、部下のほうが仕事面ではるかに詳しくなります。覚えることも多くなり、余計に重圧を感じてストレスが溜まってしまいます。

相談する相手が少ない

経営者や部下には中間管理職への悩みは相談できません。ライバルとなる他の管理職へも相談しづらいといえます。これまでは同僚に気軽に相談できていたのが、中間管理職になると同じ境遇が少なくなるので、相談相手が少なくなるのは悩みの種でもあります。

中間管理職の悩みを解決する方法

中間管理職の悩みを解決する方法をみていきましょう。

信頼できる部下を作る

部下との信頼関係が構築されていないと、上司を一つ飛び越して報告するケースが目立ちます。必要なときだけ頼ってくる部下や前任者と比較されるケースにも言えることですが、部下からは話しづらい上司という印象を持たれている可能性があります。

仕事ができない部下を持っていると感じた場合は、信頼できる部下が少ないとも取れます。自身がそうであったように、仕事を思い切って任せてみて初めて成長することも多くありますので、部下を信頼することが必要といえます。

業務でトラブルが起きた場合には「責任を取るのは上司の仕事」という強いプライドを持って普段から接しておいたほうがいいでしょう。信頼関係が強く構築されていきます。

部下に対しての悩みでは、いかに自分の右腕となる分身を作っていけるかがカギとなります。信頼できる部下は周囲の同僚を巻き込んで成果を挙げてくれるので、仕事量の負担が軽減できます。

割り切って自己の成長につなげる

経営者からの無茶振りや急な配置転換も、自分を成長する機会であると割り切ることも大切です。特に経営者からのノルマは自分だけでなく、部下からの反発も大きいもの。板挟み状態になってしまいますが、自己否定せず、部下にきっちり仕事を任せましょう。

経営陣からの叱咤はどの会社でも同じことです。自分の人格まで否定するような怒号を浴びるケースもありますが、自己の人格まで否定する必要はありません。できる仕事とできない仕事を割り切っておけば、信頼できる部下が仕事を片付けてくれるものです。

相談相手を作って仕事外はリフレッシュ

同僚に相談できる相手がいなくなれば、1つ上の役職である上司に相談するのが得策です。自身の上司は今の管理職を経験しているので、その悩みを理解しているものです。どうしても相談できない場合は、ふさぎ込まずにカウンセラーに相談するなど気持ちを解放し、休日には仕事を忘れてリフレッシュできる環境を作っていきましょう。

さいごに

中間管理職には悩みが付き物です。部下や経営者からのとの板挟みにあい、仕事量も増えていく中で重圧ものしかかってきます。中間管理職の悩み解決として、信頼できる部下を作り、無茶なノルマで怒号を浴びせられても割り切って人格否定せず、相談相手を作って家に仕事を持ち帰らないようにリフレッシュを心がけましょう。

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