マイクロマネジメントに見られる5つの症状

部下を育成することはマネージャーの責任の一つですが、どのようなマネジメント・スタイルを取るかの正解が分からず悩む人が多いことも事実です。

部下に対して部分にまでを指示、指導、管理するマネジメント・スタイルは、マイクロマネジメントと呼ばれています。

マイクロマネジメントの弊害

一般的に管理しすぎることによって、部下が育たなくなってしまいます。なぜなら、細かい指示を受けることで部下が考える余地がなくなります。その結果、指示されたことを実行するだけ、つまり指示待ち部下になってしまうからです。また、マイクロマネジメントをしてる上司は、本来行うべき戦略立案など意思決定に費やす時間、労力が足りなくなり、結果として上司としての責任を果たせません。(例外の原則

マイクロマネジメントの症状

このようにデメリットの多いマイクロマネジメントですが、上司自身は良かれと行っている、もしくは部下が育っていないからやむを得ず行っています。そのため、自分自身のマイクロマネジメントに築くことは難しいです。そこで、今回はマイクロマネジメントの症状をチェックできるように、リストを作成しました。

①仕事を任せることができない
組織の目標を達成するには、リーダーはメンバーに必要な仕事を任せ、組織全体の時間、労力を最大限活用することが必要です。しかし、一部のリーダーは部下に権限を移譲することを好まず、全てを自分の権限の範疇で実施することを好みます。このように考える理由はたくさんあります。例えば、権限移譲することで自分の権限がなくなることを恐れる、部下が権限移譲できるまで育っていないと考えている、などです。

②ルールを厳格化、厳罰化する
部下を信じていないリーダーは、部下の行動を縛り付けようとします。そうしなければ、サボリ、情報漏洩、窃盗など会社のリソースを悪用する可能性があるという不安といつも戦っています。そのため、部下に対するチェックを強めていき、さらには細かなルールを作りだし、違反者には罰を与えて恐怖でコントロールしようとするのです。部下がルールを守っているだけで、生産性や成果が上がるワケではありません。さらに、このような対策は結局、部下からの信頼を失い、モチベーションダウンや退職者の増加を招くだけになります。

③会議が頻発、長時間化する

部下の進捗を確認し、フィードバックを行うための会議は、上司として必要なことです。しかしながら、リズムが重要です。重要なことに絞りこまず進捗を常にどのようなレベルのことも確認したいという衝動に駆られると常に会議は開催され、一回あたりの時間も長時間にわたることになります。このようなことは上司だけでなく、部下にとっても生産性を落とすことにつながります。

④部下からのホウレンソウが増加する
マイクロマネジメントの傾向がある上司は、チームメンバーの意見や考えを支配したいと考える傾向があります。メンバーが自分より価値のあるアイデアを持っていると思っていないのです。そのような状況下では部下は上司に対抗して自分のアイデアを出すことをあきらめ、上司に細かいことも含めて逐一確認を取るようになってしまいます。

⑤チャレンジが減少する

マイクロマネジメントの下では、部下は不確定要素をできるだけ減らしたいと考える傾向が強くなります。なぜなら、新規の提案やアイデアについて細かく根拠の説明を求められるようになるからです。また、上司の思いもよらないアイデアを出す部下に対して、このような上司は好ましくないと思う傾向が強いです。そのため、新しいチャレンジを行わないことが部下にとって安全なこととなり、結果として上司の経験、スキルの範疇でしか物事が進まなくなります。

マイクロマネジメントを避けるシンプルな方法

マイクロマネジメントは気づいたとしても、避ける方法を知らなければ意味がありません。
たくさんの方法が考えられますが、今回はシンプルながら自然とマイクロマネジメントを避ける方法を紹介しましょう。
それは、部下への管理のタイミングを決めることです。例えば週に一回30分の1on1ミーテイングを行うなどすることで、時間が限られるため細かい管理ではなく優先度の高い重要なことに絞らなくてはいけなくなります。
進捗管理のリズムを決めることが、部下を育成しながら、組織を成長に導くことにつながります。
この方法はOKRなどの目標管理手法と合わせて利用するとより強力な方法となります。

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