マッキンゼーの7Sとは
マッキンゼーの7Sとは、世界有数のコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」が提唱したフレームワークのこと。
強い企業の成功要因を分析する導き出されており、経営資源はソフト面、ハード面の7つの要素が相互に関連し強めあっているという考え方。
さらに詳しく
7つの要素は以下のように分けられます。
ハードの3S
- Strategy:戦略
- Structure:組織構造
- System:システム・制度
ソフトの4S
- Shared value :共通の価値観
- Style:経営スタイル・社風
- Staff:人材
- Skill:スキル・能力
組織マネジメントに活かすには
7Sの中心にあるものが「Shared value :共通の価値観」です。
すなわち、経営の各要素がそれぞれ補完し強めあうためには、共通の価値観が企業の中心にあるべきだとの考え方です。
たとえば、「お客様は髪を切るだけでなく癒しを求めに来る」と考える美容室と、「忙しい時間の合間に義務的に髪型を維持するために来る」と考える美容室では何が異なるでしょうか。
店舗の内装、接客スタイル、価格帯など、まったく異なってくるでしょう。
しかし、「顧客を満足させる」という価値観だけが中心の場合は統制がとれません。
戦略は「癒し路線」だが、無言で愛想なく素早く行う人材が高く評価されるとどうなるでしょうか。
当然、戦略を遂行できる人材がどんどん増えていきます。
このように共通の価値観をメンバーが理解できる状態にまで、リーダーは発信しつづけると目標やルールに翻訳することが必要です。