Airbnbとは?
「民泊」「Airbnb」という言葉を最近よく見かけるようになりました
Airbnb(エアビーアンドビー)は、民泊の仲介オンラインサイトであり、部屋を貸すホストと部屋を借りるゲストを仲介したいます。たった3人の宿泊客からスタートしましたが爆発的な成長を遂げ、設立10年で世界190か国以上に展開しており、急成長を遂げています。
スタートアップで紆余曲折を経てたどり着いたと言われているたった3つのシンプルなルールが、この急成長の原動力の一つです。
- 大規模なイベントをターゲットにするだけではなく、世界に目を向ける
- 部屋を提供してくれるホストを大切にする
- 「Airbnb」の信念(たとえば、宿泊場所の写真は、プロ並みのクオリティを維持すること。ゲストが使うせっけんは新品を提供するなどといった、もてなしの精神)に共感してくれるホストを獲得する
またユーザービリティーについてもこだわりがあり、設立当初よりシンプルな設計で使いがってが良いものでした。
シンプルさにこだわったことが競合が多数存在する中でAirbnbが飛び抜けた急成長を遂げた要因でもあります。そして、その要因はAirbnbを裏で支えるプロダクトチームの活躍が支えてきました。
OKRはどのように導入されているのか?
シンプルなルールとユーザビリティによって、急成長してきたAirbnbの目標管理には、OKRが採用されています。
Airbnbの全てのプロダクトチームとそのサブチームには年間OKRが設定されています。そこから四半期ごとのOKRを設定されています。
たとえば、ゲストを担当しているチームでは年間に何日間予約されたかというのが指標になり、ホストを担当しているチームでは、全体の何パーセントを五つ星評価にしよう、といったものです。
プロダクトリーダーはOKRを好んで採用している理由を、「目的」を失わないからだと言っています。
さらにOKRについて以下のように話しています。
既存の製品については目標管理や成長のプロセスは、指標はかなり明確になっています。一方、新しい製品ラインのようなものやもっと曖昧なもの(リスク、品質など)に取り組むなら、OKRモデルがより効率的に目標を管理してくれます。
私が付け加えるのは、「O:目的」の(組織の上下間での)整合性を取ることが重要だということです。そして、「KR:重要な結果指標」については、それらが「O:目的」に合う正しい指標であると自信を持っている必要があります。
(参考)
https://medium.com/@elishaong/designing-design-teams-23eb85b66085
組織の成長を支えるOKR
Googleで使用されたことでシリコンバレーをはじめ多くの成長企業でOKRは採用されています。
Airbnbだけでなく、Facebook、Oracle、Twitterや日本ではメルカリ、Sansanなどでがその一例です。
OKRが成長する企業を支えてきた理由の一つが、「目的」を見失わないことです。そして、挑戦的な目標をシンプルに管理することで、成長につながっていくのです。