集団浅慮:「3人寄れば文殊の知恵」ができない組織の特徴

集団浅慮(グループシンク)とは

集団浅慮(groupthink:グループ・シンク)とは、集団的意思決定の研究家、社会心理学者、アーヴィング・ジャニスにより提唱された考え方です。

集団において合意に至ろうとするプレッシャーから、集団において物事を多様な視点から批判的に評価する能力が欠落する傾向になります。そのため、集団で議論することで深い議論が起こり結論の質が高まるどころか、かえって表面的な議論になり浅はかな結論に至ってしまうということを指します。

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「3人寄れば文殊の知恵」

凡人であっても複数で考えれば良い知恵が出てくると昔から言われていますが、実際に多くの組織が凡人どころかエリートが集まっているにも関わらず浅はかな結論しかでないことが多いのではないでしょうか。

集団浅慮に陥る前に現れる兆候にが大きく3つに分類されます。

  1. 自組織に対する過信
    • 自組織の力を過信し、過度に楽観主義になる
    • 自組織の信念、価値観に疑いを持たない
  2. 外部に対する閉鎖性
    • 競合を軽視する
    • 異論、異分子を排除する
  3. 均一性に対するプレッシャー
    • 波風立てないように同調する
    • 過半数を全会一致と解釈する
    • 都合の悪い情報を遮断する

組織マネジメントに活かすには

個人で意思決定する場合にくらべて、集団で意思決定することは、より多くの情報や知識が集まり、幅広い視野からの解決策が集まるなど多くのメリットがあります。集団浅慮に陥ることを避けることによって、これらのメリットは最大化され組織は成長に向かうには、次のような対策があります。

  • 批判意見、批判者を歓迎するの役割を果たすように鼓舞する。
  • 下位の人ほど早く意見を言うような環境にする
  • 第三者の意見を確認する
  • 代替案、複数案の中から決定する
  • 疑問、疑念を率直に表明するように促す

また、集団浅慮に関わらず、そもそも意思決定が必ず成功すると考えること自体に問題があります。意思決定後に成否を確認し、いかに早く修正できるかを意思決定時に決めておく必要があります。そのためには、成否の基準を明確にし、期限を設定することが不可欠です。

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